ねんきんネットの使い方|登録から見込額の試算まで、図でやさしく解説【2026年版】

こんにちは。FP2級を持ち、59歳で宅建に合格した kyoko です。

「ねんきんネット」という言葉は聞いたことがあっても、
「登録がむずかしそう」「どこを見ればいいの?」と、そのままにしていませんか?

ねんきんネットは、自分の年金の記録や、将来もらえる金額を、スマホやパソコンで、見たいときに見られるサービスです。
一度登録すれば、ねんきん定期便を待たなくても、最新の情報を確かめられます。

この記事では、はじめての人でも迷わないように、

  • 登録のしかた(2つの方法)
  • ログインしたら、まず見るところ
  • 将来の年金額を試算するやり方

を、順番にお話しします。

そして、この記事のいちばんのポイントは、実際のスマホの画面をのせていることです。
「どこを押せばいいの?」も、本物の画面を見ればひと目で分かるので、とっても分かりやすいです。
(名前や金額など、個人の情報は隠しています)

年金は、一生かかわっていくものです。
「スマホは苦手だから……」と言って、何もしないのはやめましょう。
一生後悔しないように、いまから一緒に勉強していきましょう。

目次

ねんきんネットってなに?

ねんきんネットは、日本年金機構がやっている、インターネットのサービスです。
スマホでもパソコンでも使えます。
マイナポータルから使うときは、朝8時〜夜11時の間に使いましょう。

主にできることは、次のとおりです。

  • 年金の記録を見る(いつ、どの年金に入っていたか)
  • 将来もらえる年金の見込額を見る・試算する
  • 電子版のねんきん定期便を見る
  • 年金の支払いに関する通知書などを見る(年金をもらっている人)

紙のねんきん定期便は、届くのが年に1回です。
ねんきんネットなら、見たいときに、最新の記録を見られます。

ねんきん定期便の見方は、こちらの記事でお話ししています。

→ ねんきん定期便、50代からはここを見る!

登録の方法は2つ

ねんきんネットを使うには、はじめに登録が必要です。
方法は2つあります。

①マイナポータルから②ユーザIDを取る
必要なものマイナンバーカード、メールアドレス基礎年金番号、メールアドレス
すぐ使える?すぐ使えるアクセスキーがあれば、すぐ使える。なければハガキを待つ
こんな人にマイナンバーカードを持っている人マイナンバーカードを持っていない人

マイナンバーカードを持っている人は、①がおすすめです。
ユーザIDやパスワードを覚えなくてよく、2回目からもマイナンバーカードでログインできます。

①マイナポータルから登録する方法

マイナポータルは、国がやっている、マイナンバーカードで使う行政のサイトです。
スマホなら「マイナアプリ」を使います。

  1. マイナポータルにログインします(マイナンバーカードを読み取ります)。スマホなら、マイナアプリの「マイナポータルにログイン」を押します
  2. ホーム画面を下へ進み、「おかね」の中の「年金」を押します
  3. 「連携をはじめる」を押します
  4. ねんきんネットの利用規約を読んで、「同意して次へ」を押します
  5. 連携が終わったら、「年金」のページの「ねんきんネットTOP」を押します
  6. メールアドレスを登録します。届いたワンタイムパスワード(1回だけ使える番号)を入れると、使えるようになります

実際の画面は、こんな感じです(スマホの画面です)。

2回目からは、マイナポータルにログインして「年金」→「ねんきんネットで年金記録を確認する」を押すと、ねんきんネットが開きます。ユーザIDやパスワードはいりません。

気をつけること

  • はじめての登録(連携)ができるのは、平日の朝8時〜夜11時です。土日は登録できません
  • 2回目からも、マイナポータルから使えるのは朝8時〜夜11時です。夜おそくは使えないので、時間に気をつけましょう
  • 家族で同じメールアドレスは使えません。すでにほかの人がねんきんネットで使っているアドレスは登録できないので、自分だけのアドレスを使いましょう
  • マイナンバーカードの数字4けたの暗証番号(利用者証明用)が必要です。忘れた人は、市区町村の窓口などで再設定します

②ユーザIDを取って登録する方法

マイナンバーカードを持っていない人は、ねんきんネットの「ユーザID」を取ります。
必要なものは、基礎年金番号とメールアドレスです。

基礎年金番号は、年金手帳や基礎年金番号通知書、ねんきん定期便などに書いてあります。

ここで大事なのが「アクセスキー」です。
アクセスキーは、ねんきん定期便に書いてある17けたの番号です。

  • アクセスキーがある人:申し込むと、その場でユーザIDがもらえます
  • アクセスキーがない人:申し込んだあと、ユーザIDがハガキで届きます(5営業日くらい)

アクセスキーには有効期限があります。ねんきん定期便が届いてから3か月です。
ねんきん定期便が届いたら、3か月以内に登録すると、すぐ使えて楽です。

アクセスキーがない人は、申し込みのときに出る「申請受付番号」を、ハガキが届くまで大切にとっておきましょう。

ログインしたら、まず見る3つ

登録ができたら、さっそく中を見てみましょう。
はじめは、次の3つを見るだけで十分です。

①年金の記録(加入していた期間)

いつ、どの年金に入っていたかが、一覧で見られます。
会社員だった期間(厚生年金)、自営業や専業主婦だった期間(国民年金)などが並んでいます。

  • 昔の会社の期間が抜けていないか
  • 国民年金の未納(払っていない月)がないか

を確かめましょう。気をつけて見てほしい月には、マークが付いて、目立つようになっています。

②年金の見込額

将来もらえる年金の金額(見込額)は、メニューの「将来の年金額を試算する」を押すと見られます。
年金の記録の一覧の表や、電子版のねんきん定期便にも、見込額がのっています。

画面によって、1年分(年額)のものと1か月分(月額)のものがあるので、どちらの金額か確かめて見ましょう。
くわしくは、下の「将来の年金額を試算してみよう」で、実際の画面を見てください。

③電子版のねんきん定期便

紙と同じねんきん定期便を、ねんきんネットで見られます。
スマホやパソコンで、見たいときに見られるので便利です。新しい定期便ができると、ねんきんネットのトップ画面にお知らせが出ます。

マイナポータルの「ねんきん定期便情報」からも、最新の電子版ねんきん定期便を開けます。

記録がおかしいと思ったら

「この会社で働いていたのに、記録がない」など、覚えとちがうところがあったら、近くの年金事務所や街角の年金相談センターに相談しましょう。記録の「もれ」や「まちがい」がないか、調べてもらえます。

将来の年金額を試算してみよう

ねんきんネットの一番の便利なところは、自分で条件を変えて、年金額を試算できることです。
試算のしかたは、大きく2つあります。

かんたん試算

画面を押すだけで、すぐに見込額が出ます。
いまの働き方が60歳まで続くと考えて、計算してくれます。
まずは、こちらで大まかな金額を見てみましょう。

詳細な条件で試算

自分で条件を決めて、試算できます。たとえば、

  • これからの働き方(60歳以降も会社で働く、パートにする、など)
  • 年金をもらい始める年齢(早めにもらう・遅らせる)
  • 払っていない分を、これから納めたら

などを入れて、金額がどう変わるかを見られます。

「何歳からもらうか」を考えるときに、とても役に立ちます。
繰り上げ・繰り下げについては、こちらの記事で詳しくお話ししています。

→ 年金は何歳から受け取る?繰り上げ・繰り下げを図でやさしく解説

気をつけること

  • 試算の機能は、75歳以上の人は使えません
  • 公務員だった期間(共済組合)がある人は、試算にできないことがあります
  • 出てくる金額は、あくまで見込みです。法律や物価などで変わることがあります

困ったときは

使えない人もいる

ねんきんネットは、基礎年金番号を持っている人が使えます。
ただし、昭和61年(1986年)4月より前に年金をもらう権利ができた人は、使えません。

分からないときの相談先

  • 電話:ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤル 0570-058-555

(050から始まる電話からは 03-6700-1144)

電話の受付時間は、次のとおりです。

  • 月曜:朝8時30分〜夜7時
  • 火曜〜金曜:朝8時30分〜夕方5時15分
  • 第2土曜:朝9時30分〜夕方4時

祝日(第2土曜をのぞく)と、12月29日〜1月3日はお休みです。

【画像:05_図7_困ったときは.png】

あやしいメールに注意

日本年金機構のふりをした、あやしいメールが見つかっています。
メールのリンクは開かず、名前や口座番号などの個人の情報を入れないようにしましょう。
ねんきんネットは、自分でブックマークしたページやアプリから開くと安心です。

まとめ

  • ねんきんネットは、年金の記録や見込額を、見たいときに見られるサービス
  • 登録は、マイナポータルから(マイナンバーカード)か、ユーザIDを取るかの2つ
  • マイナンバーカードがある人は、マイナポータルからがおすすめ。使えるのは朝8時〜夜11時(はじめての連携は平日だけ)
  • ユーザIDは、ねんきん定期便のアクセスキー(届いてから3か月)があれば、すぐ取れる
  • ログインしたら、まず記録・見込額・電子版の定期便の3つを見る
  • 試算で、働き方やもらい始める年齢を変えたときの金額が分かる
  • 分からないときは、専用ダイヤル(0570-058-555)へ

一度登録しておけば、知りたいときにすぐ確かめられます。
まずは、自分の記録にもれがないかだけでも、見てみてくださいね。

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