こんにちは。FP2級を持ち、59歳で宅建に合格した kyoko です。
「老後に2,000万円足りない」――そんなニュースを見て、不安になったことはありませんか?
私もそのひとりでした。でも、何がどれくらい不安なのか、自分でもよく分かっていなかったんです。
「人まかせにしないで、自分のお金のことは自分で分かるようになりたい」
そう思って、57歳でFPの勉強を始めました。
大事なことは、次の4つです。
- FPは、年金・保険・税金・家・相続など、くらしのお金をまとめて学べる国家検定
- 2級を受けるには、原則として3級に合格していることが必要
- 今の試験は、パソコンで受ける方式(CBT)。ほぼ毎月受けられる
- 私は、通勤や昼休みの時間にYouTubeで勉強して、57歳で3級、58歳で2級に合格した
この記事では、FPがどんな資格か、どう進めればよいかを、私の体験もまじえてやさしくお話しします。
【2026年10月時点】この記事を読んでほしい人
- 老後のお金が不安だけど、何から考えればいいか分からない人
- 50代・60代から、何か資格に挑戦してみたい人
- 年金や税金のことを、人まかせにせず自分で分かるようになりたい人
ひとつでもあてはまる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ひとつでもあてはまれば、この記事は必見です。
FPを取ろうと思ったきっかけは「老後2,000万円問題」
2019年に金融庁の審議会がまとめた報告書(「高齢社会における資産形成・管理」)をきっかけに、「老後2,000万円問題」が大きな話題になりました。
ニュースを見て、私も不安になりました。
でも、よく考えると、私は自分の年金がいくらもらえるのかも、老後にいくら必要なのかも、ちゃんと分かっていませんでした。
分からないから、不安になる。
それなら、まずは自分で分かるようになろう。そう思ったのが、FPの勉強を始めたきっかけです。
老後2,000万円問題については、こちら → 【2026年版】老後2,000万円問題は本当?4,000万円説も、結局は人それぞれ|フローチャートで自分の場合を考えよう
FPってどんな資格?
FPは「ファイナンシャル・プランニング」の略で、くらしのお金の計画を立てるための知識です。
試験は「FP技能検定」という国家検定で、合格すると「ファイナンシャル・プランニング技能士」(2級なら2級ファイナンシャル・プランニング技能士)と名乗ることができます。
試験に出るのは、次の6つの分野です。

- ライフプランニングと資金計画:年金、社会保険、教育資金や住宅ローンなど
- リスク管理:生命保険、医療保険、火災保険など
- 金融資産運用:預金、株式、投資信託、NISAなど
- タックスプランニング:所得税、確定申告など
- 不動産:家や土地の売り買い、不動産の税金など
- 相続・事業承継:相続、贈与、相続税など
どれも、50代・60代のくらしに直接かかわることばかりです。
年金のこと、保険の見直し、実家の相続など、これから考えなければいけないことが、ひととおり学べます。
3級と2級のちがい
FP技能検定には1級・2級・3級があります。はじめての人が受けるのは、3級か2級です。

| 3級 | 2級 | |
|---|---|---|
| どんな人向け | はじめて学ぶ人 | 3級に合格した人など |
| 受けられる人 | FPの仕事をしている人、これからしようと思っている人 | 原則として3級の合格者(FPの実務経験が2年以上ある人などは例外) |
| 学科試験 | 90分・60問 | 120分・60問 |
| 実技試験(日本FP協会) | 60分・20問 | 90分・40問 |
| 合格ライン | 学科:60点中36点以上/実技:100点中60点以上 | 学科:60点中36点以上/実技:100点中60点以上 |
| 受検手数料(学科+実技) | 8,000円 | 11,700円 |
※ 受検手数料のほかに、事務手数料などがかかります。
いちばん大事なのは、2級を受けるには、原則として3級に合格していることが必要という点です。
FPの仕事の経験がない人は、3級から順番に受けることになります。
私の場合:57歳で3級、58歳で2級に合格
私が受けた時期は、次のとおりです。

- 2024年1月:FP3級に合格(57歳)
- 2024年:FP2級に合格(58歳)。3級から半年ほどで2級まで進みました
- 2025年11月:宅建に合格(59歳)
3級で全体をひととおり学んでいたので、2級はその続きとして、勉強を進めることができました。
FPで不動産や相続のことを学ぶうちに、「家や土地のことを、もっとくわしく知りたい」と思うようになり、そのあと宅建にも挑戦しました。宅建の体験は、こちらの記事でお話ししています。
宅建の体験については、こちら → 59歳・不動産未経験で宅建合格!2回目で受かった勉強法と教材
今のFP試験のしくみ
私が受けたころは、決まった日に会場で、紙で受ける試験でした。
今の2級・3級の試験は、テストセンターのパソコンで受ける方式(CBT)になっています。

- ほぼ毎月受けられる:休止期間(年末年始、5月の終わり、3月の終わりなど)を除いて、テストセンターの空いている日時から選べます
- 学科と実技の2つ:両方に合格すると、合格証書がもらえます
- 片方だけ合格してもムダにならない:学科か実技のどちらかに合格すると「一部合格」になり、合格した試験の日の翌々年度末まで、次からその試験が免除されます
合格率は?
日本FP協会が発表している、2026年4月〜8月の合格率は次のとおりです。
| 学科 | 実技 | |
|---|---|---|
| 3級 | 86.23% | 83.29% |
| 2級 | 50.36% | 56.73% |
3級は、しっかり勉強すれば、多くの人が合格できる試験です。2級は、受けた人の半分くらいが合格しています。
私の勉強法:朝と昼休みは「見る」、帰りは「聞く」
私は、FPの勉強にYouTubeの動画を使いました。
会社員として働きながらだったので、通勤の時間と昼休みを勉強の時間にしました。

朝と昼休み:ほんださんの講義を「見る」 おすすめ!
朝は電車の中で、そして会社の昼休みにも、「ほんださん / 東大式FPチャンネル」の講義動画を見ました。
FP講師の本多遼太朗さんのチャンネルで、3級向け・2級向けの講義が分野ごとにそろっています。
全体的にとても分かりやすく、順番に見ていくと、FPの全体がつかめます。
帰り:ひと駅手前で降りて、なかちさんの1問1答を「聞きながら歩く」 かなりおすすめ!
帰りは、ひと駅手前の駅で降りて、家まで歩きました。
歩きながら、イヤホンで「なかちの解説チャンネル」の〇×の1問1答を聞きます。
1問1答は、画面を見なくても、耳で聞くだけで勉強できるのがよいところです。
歩くので、運動にもなって一石二鳥です。
なかちさんのチャンネルは、いろいろな攻略法の図解がとても分かりやすいです。
実際の試験問題の解き方も、ていねいに解説されていて、かなりおすすめです。
特におすすめなのは、次の2つです。
- 聞き流し動画(1問1答):歩きながら、家事をしながら、耳で聞いて覚えられる
- 過去問徹底解説:実際に出た問題を、1問ずつていねいに解説してくれる。とにかく分かりやすくて、いちばんのおすすめです!
「過去問徹底解説」は、本当に分かりやすい! いちばんのおすすめ!
なかちさんの「過去問徹底解説」は、とても分かりやすいです。私がいちばんおすすめしたい動画です。
実際の試験に出た問題を、1問ずつ、なぜその答えになるのかまで、ていねいに解説してくれます。
図を使った説明で、「なるほど、そういうことか!」とすっと頭に入ってきます。
試験に向けて、仕上げの勉強をしたい人は、ぜひ見てみてください。
「見る」と「聞く」を組み合わせるのがおすすめ
- 朝と昼休みに見る:講義で、しくみや理由を理解する
- 帰りに聞く:1問1答で、くり返し覚える
朝と昼休みに見て分かったことを、帰りに1問1答で聞いて確かめる。これを毎日くり返すと、机に向かう時間が少なくても、少しずつ覚えていけます。
50代になると、まとまった勉強時間を取るのは大変です。
でも、通勤や昼休み、家事、散歩などの「すきま時間」なら、毎日の中にきっと見つかります。
それに、YouTubeならお金をかけずに始められます。
「自分にできるかな」と迷っている人は、まずは動画を1本見てみるところから始めてみてください。
FPを取ってよかったこと
FPの勉強をして、いちばんよかったのは、お金のことを「なんとなく不安」から「ここを確認すればいい」に変えられたことです。
- 年金の通知(ねんきん定期便など)の、どこを見ればいいかが分かる
- 保険や税金のしくみが分かり、人まかせにしないで考えられる
- 実家の相続や、家のことも気になるようになり、宅建の勉強につながった
このブログの年金の記事も、FPで学んだことがもとになっています。
私の考え:FP3級の知識は、みんなに知ってほしい
お金は、一生ついてまわるものです。
働いてお給料をもらうときも、家を買うときも、病気になったときも、親を見送るときも、そして年金を受け取るときも、いつもお金のことがかかわってきます。
それなのに、私はFPの勉強をするまで、年金や税金、保険のしくみを、きちんと学んだことがありませんでした。
これは私の個人的な意見ですが、FP3級くらいの知識は、義務教育で教えてもいいくらいだと思っています。
若いうちに知っていれば、もっと早くから、自分のお金のことを考えられたかもしれません。
でも、知るのに遅すぎることはありません。
50代・60代の今だからこそ、これからの年金や相続のことを、自分のこととして学べると思います。
ねんきん定期便の見方については、こちら → ねんきん定期便、50代からはここを見る!見込額と記録の確認ポイント
まとめ
- FPは、年金・保険・税金・家・相続など、くらしのお金をまとめて学べる国家検定
- 2級を受けるには、原則として3級に合格していることが必要。ふつうは3級から受ける
- 今の試験はパソコンで受ける方式(CBT)で、ほぼ毎月受けられる
- 私は、朝の電車と昼休みにYouTubeを「見て」、帰りは歩きながら1問1答を「聞いて」、57歳で3級、58歳で2級に合格した
- 老後のお金の不安は、知ることで小さくできる
「もう50代だから」とあきらめる必要はありません。
私も57歳から始めました。まずは3級から、一緒に一歩ふみ出してみませんか。

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