はじめに
50代でサイドFIREや早期退職を目指すなら、「退職後の生活費」がどのくらいかかるのかを把握しておくことはとても大切です。
貯金や資産がどれだけあっても、支出のコントロールができなければ、安心して暮らすことはできません。
このステップでは、「見える化」「支出の棚卸し」「節約のコツ」という3つの観点から、退職後の生活費を見直す方法をご紹介します。
■一人暮らし50代の生活費モデルケース
50代おひとり様が無理なく暮らせる生活費はどのくらいなのでしょうか?
以下は一例です(地方在住の場合)。
項目 | 金額(円)
—|—
食費 | 30,000
住居費 | 40,000
光熱費 | 10,000
通信費 | 5,000
保険・年金 | 20,000
医療費 | 5,000
その他(交際費・雑費) | 15,000
**合計** | **125,000円**
このように、月12〜13万円程度で暮らすことも可能です。
もちろん、地域やライフスタイルによって前後しますので、まずは自分の支出を「棚卸し」してみましょう。
■退職後にかかる生活費とは?
退職後も、毎月かかるお金は意外とたくさんあります。
主な生活費の内訳:
– 食費
– 住居費(家賃・ローン・管理費など)
– 光熱費(電気・ガス・水道)
– 通信費(スマホ・ネット)
– 保険料(国民健康保険・年金)
– 医療費(通院・薬代など)
– 日用品・交際費・交通費
まずはこれらを固定費(毎月一定)と変動費(月によって変動)に分けて整理しましょう。
家計簿アプリやExcelシートなどを使うと、視覚的に把握しやすくなります。
■今からできる!支出の棚卸しと見直しポイント
退職前に生活費の見直しを始めることで、精神的な安心感が得られます。
見直しの具体例:
– 家計簿を1〜2か月つけてみる(アプリでもOK)
– サブスク・保険など「なんとなく払っているもの」をチェック
– 格安スマホ・ネット回線の見直し
– 食費は「質は落とさずコストを抑える」工夫を
特に50代は、習慣として根づいている支出が多いため、一つひとつの支出に「これは本当に必要か?」と問い直すことが大切です。
■節約しても「暮らしの満足度」を下げない工夫
節約と聞くと「我慢する生活」を想像しがちですが、実は逆です。
退職後は時間があるからこそ、工夫しながら豊かに暮らすことができます。
満足度を下げない節約術:
– 自炊で健康とコストの両立
– ポイントサイトやフリマアプリでお得に買い物
– 地域の無料イベントや図書館活用
– 趣味を副業にして収入を得る方法も(ブログやハンドメイドなど)
暮らしの質を保ちながら支出を抑える工夫は、サイドFIRE生活の満足度を大きく左右します。
■まとめ:生活費の「見える化」が不安を安心に変える第一歩
50代で退職を考えると、「本当に生活できるのか」という不安がつきまといます。
しかし、現実の支出を数字で把握すること=不安の正体を知ることにつながります。
退職後に安心して暮らすためにも、「見える化 → 棚卸し → 節約」の3ステップで、今から備えていきましょう。
次回は、支出を抑えつつ「副収入を得る方法」について詳しくご紹介します。
コメント